古雑誌の買取はマニア向けの希少価値のあるものを探せ
最近の古本買取では、古雑誌も取り扱っていることもあります。古雑誌と雑誌の区別は明確ではありませんが、絶版となっていてバックナンバーを出版社も提供していないもの、廃刊になっているものは古雑誌といっていいでしょう。マニア層が増えている昨今、よりレアで深い知識を求めて求める人も多いようです。古本屋さんでもそうした需要があると睨んで積極的に取り扱うお店が増えています。
とはいえ、その価値を推し量るの難しく、買う側も厳しく商品価値を調べます。希少価値がある、専門的な内容でマニア層の需要があるといった諸条件を満たしたものが買取の対象となります。最近の雑誌やメディアの情報で代替が利くような内容のものだと価値があまりありません。
そのため、古ければ古い(かつ保存状態がよい)ものほど価値があり、高値がつく傾向があります。買取に有利なジャンルとしては特別なものはありませんが、ファッション誌や趣味雑誌、アイドル誌、広告雑誌、カー雑誌、学術誌などは特定のファンがついていることが多いために重宝されます。鉄道雑誌は過去のモデルが載っていることもあって人気が高いようです。比較的最近の雑誌と比較して、より尖った内容のものが比較的値段がつきやすいです。育児や料理、教育など普遍的な内容のものはあまり歓迎されません。需要がある分野は限られているように思われます。
買取価格の相場としては、マニア受けする分野であれば100円~が相場です。保存状態によっては、定価よりも高くなる場合もあります。インターネット上の古本屋さんで売られている商品の値段を見てみるのも勉強になります。ただ、雑誌と比較するとその値段が妥当かどうか判断するのは難しいでしょう。
古雑誌といえば、買い手がつかなくてゴミになる場合も多いですが、扱う能力があれば大きな宝になる可能性があります。住居や事業所の引越し、大掃除、遺品整理などで大量に古雑誌が出てきた場合、すぐ捨ててしまわずに、一度買取の査定をしてもらうようにしてみましょう。